冬から春の寝具の衣替え。

4月になると、冬用の寝具が暑く感じはじめます。羽毛布団はまだ使う時期ですが、ボアなどのあったか寝具は、片付ける季節になります。ここでは春に、快適に眠るための寝具選びのポイントをお伝えします。

春に、快適に眠るための寝具選びのポイントは、適度な保温性、と、肌触りのよさです。掛布団だけでは、少し肌寒い、と感じる場合は、綿毛布やガーゼケットを利用して、保温性を調節します。

春におすすめの寝具は、次の通りです。

  • 肌触りのよい綿のシーツ
  • やわらかなタオルやシンカーパイルのシーツ
  • 綿毛布
  • ガーゼケット
  • ガーゼの掛け布団カバーや毛布カバー

春は、肌触りがよく、綿の心地よさを楽しめるシーツを選びましょう。

上質なシーツは、手足や頬、素肌が触れるだけで癒される、極上の素材感を楽しんでいただけます。さらに、吸湿性にも優れていますので、汗を吸収します。春の肌寒い夜でも、汗で体を冷やすことなくお休みいただけます。

やわらかいタオルやシンカーパイルのシーツ

「綿のシーツだと、まだ肌寒く感じてしまう」という方は、やわらかなタオルや、シンカーパイルのシーツがおすすめです。適度な保温性で、春の肌寒い夜も、心地よくお休みいただけます。

お布団の方は、フラットタイプのタオルシーツや、シンカーパイルのラップシーツがおすすめです。

ベッドをお使いの方は、やわらかタオルの、シンカーパイルのシーツが、心地よくお使いいただけます。

ベッド用のタオルのフラットシーツは、日本ではほぼ販売されていません。タオル地のシーツがお好みの方は、ボックスシーツを選ぶようにしましょう。

綿毛布

4月は、羽毛布団1枚だけでも、十分保温性があり、適切な保温性で、快適にお休みいただけます。

ただ、冷え症や寒がりなどで、毛布を使いたいといという方もいらっしゃるでしょう。その場合は、綿毛布がおすすめです。綿毛布とは、起毛の部分が、綿100%の毛布です。羽毛布団と一緒に使う際も、羽毛布団の内側に入れてお使いいただけます。

肌触りも良く、静電気も発生せず、吸湿性もあり、肌に直接かけてお使いいただけ、春にとても掛け心地の良い毛布です。

ガーゼケット

「綿毛布ほど保温性は必要ないが、羽毛布団一枚では、肌寒い」とお感じの方は、ガーゼケットがおすすめです。

ガーゼは、空気を多く含みます。羽毛布団の内側に入れてお使いになると、ふんわりと、やさしい保温性で心地よくお休みいただけます。とても軽いので、お子さまや、ご年配の方には、特におすすめです。

ガーゼの掛布団カバーや毛布カバー

「綿のカバーでは、まだ肌寒く感じてしまう」という方は、ガーゼの掛け布団カバーや毛布カバーがおすすめです。ひんやり感がなく、ふんわりとした肌触りで、空気を含むことで、やわらかな保温性で、体を温めます。洗濯後の乾きも早いので、お手入れもとても簡単です。

羽毛布団以外のお布団をお使いの方は、4月ごろは、毛布がまだ必要な方も多くいらっしゃいます。ただ、毛布を直接掛けると、暑さが気になることもあるでしょう。

春に毛布をお使いの方は、毛布に、ガーゼの毛布カバーをかけてお使いになることをおすすめします。ガーゼの毛布カバーをかけることで、起毛の部分が身体に触れません。適度な保温性で、毛布を快適にお使いいただけます。

毛布カバーの内側には、掛けふとんカバーに付いている、ずれ防止の紐は、付いていません。毛布がカバーの中でずれてしまう際は、安全ピンなどを使って、毛布と毛布カバーを止めてお使いいただくとずれることなくお使いいただけます。

 

以上、冬から春の寝具の衣替えをお伝えしました。

冬の寝具のしまい方のコツは、収納前に、清潔に洗濯をして、湿気を完全に発散させてからしまうことです。

羽毛が使われていない寝具は、圧縮袋を使ってコンパクトしましょう。押し入れや、クローゼットの邪魔にならない場所に収納すると、押入れを有効活用いただけます。

春は、冬の疲れや季節の変わり目で、眠気が高まる季節でもあります。肌触りのよい寝具や、やさしい保温性のある寝具で、心地よい眠りをお楽しみください。