オリンピック延期!? 布団の除菌

冬は、空気が乾燥しやすく風邪やインフルエンザなどにかかりやすい時期です。予防のために除菌をしている方も多いと思いますが、いったい何をどこまで除菌すれば、ウイルスの感染を防ぐことができるのでしょうか。布団や毛布などは大きいので、毎日除菌するのは難しいですよね。そこで、実際に風邪を引いてしまった時の除菌方法はどうするべきでしょうか。風邪のウイルスは物に付着すると、そこで長時間生き続けます。ですので、風邪を引いた時に使っていたお布団は家族への感染を防ぐ意味でも、徹底して除菌したいところです。そこで、有効的な除菌方法としておすすめしたいのが、乾燥機を使うやり方です。

ウイルスは加熱することで死滅することがわかっているので、乾燥機で30分程度お布団を乾燥させると、除菌になります。自宅に乾燥機がないという方は、コインランドリーで実践してみてください。乾燥機は、ウイルスを死滅させるだけでなくダニにも効果を発揮します。ダニは、天日干しでも死滅しないと言われていますが、乾燥機の中の高温で加熱すると死滅することがわかっています。乾燥が終わったら掃除機でダニの死骸を吸い取ることを忘れないようにしましょう。

これまで、風邪に対する除菌方法についてお伝えしてきましたが、風邪よりも厄介なのがノロウイルスです。集団感染するので、家族がノロウイルスにかかってしまったら除菌がかかせません。ノロウイルスの主な症状に、嘔吐があります。もしも、布団やカーペットに嘔吐してしまったらそこからウイルスが繁殖するので、すぐに対処する必要があります。

処理をする際には、使い捨てのビニール手袋とマスクなどを着用して行いましょう。まず、吐物を使い捨てタオルなどで取り除き、二重にした袋に入れて捨てます。その後の除菌でおすすめなのが二酸化塩素剤です。

スプレータイプがあるので、希釈する必要がなく、すぐに噴射して除菌することができます。吐物があった場所とその周辺部の広範囲にキッチンタオルなどを敷き、その上からスプレーします。これで充分な除菌効果を得ることができます。布団も同様に除菌した後、できればクリーニングに出すと良いでしょう。

最近ニュースでとりただされている、中国の武漢市において、新型のコロナウイルスによる肺炎患者が相次いで報告されています。国境を越えた拡がりもみせており、国際的な関心が高まっています。オリンピックの延期の可能性などのニュースまで上がっていますね。布団は除菌が難しいイメージがありますが、除菌スプレーを活用したり布団にカバーをすることで、清潔に保つことができます。また、ノロウイルスの対処には、二酸化塩素剤がおすすめです。除菌すると、二次感染を防げるかもしれませんので、注意してみて下さい。