かびの落とし方

今の時期はもっともかびが発生しやすい季節です。

シーツを洗おうとマットレスから取ろうとすると、ポツポツと黒い斑点が。湿った環境でつい洗濯を疎かにしてしまうと、カビは簡単に発生してしまいます。

カビ被害はどの程度でしょうか。カビの広がり具合を見て、以下のように被害規模を考えましょう。

  • 小規模:手のひら程の大きさ
  • 中規模:布団の1/4程度広がっている
  • 大規模:布団の半分程度にまで広がっている

被害規模が小〜中程度であれば、あなた自身でのカビの除去を考えても良いでしょう。しかし、もし被害が大規模の場合、繊維が相当痛んでいると考えられるので買い換えることをおすすめします。

カビ落としのために重曹、もしくは塩素系漂白剤を使うかにより、漂白の威力が変わります。

  • 重曹:黒い斑点が完全に消える訳ではないが低刺激で安全に行える。
  • 塩素系漂白剤:効き目が強力なので防備をし最新の注意を払うこと。

匂いに敏感な方や、肌が弱い方には重曹を用いた低刺激コースをおすすめします。

低刺激コースは

  1. 水で湿らしたティッシュで表面のカビを拭き取る。カビが飛散しないようにティッシュはすぐにゴミ袋へ。
  2. カビのある箇所を重曹水で湿らします。3分程浸け置きした後、叩くようにして拭き取ります。
  3. 次は、カビのある箇所をエタノールで湿らし滅菌します。5分程浸け置きした後、ティッシュでたたく様に拭き取ります。
  4. お水でしっかりとゆすいで洗濯したら完成です。

とにかくシーツ・カバーを真っ白に戻したいとお考えの場合は、塩素系漂白剤が強力に効きます。しかし、刺激も同様に強いので、敏感な方にはおすすめできません。

塩素系漂白剤は除菌力も強力なので、用意するものは塩素系漂白剤のみで十分です。※布団カバーのファスナーが金属の場合はお控えください。ボロボロになってしまいます。

  1. シーツ/カバーをお風呂の浴槽に入れます。
  2. 50℃前後のお湯をシーツ/カバーが浸るまで張ります。
  3. 塩素系漂白剤を3~4杯入れて浸け置きします。
  4. 30分〜1時間を目安にカビの状態を見ます。
  5. 白くなった段階で終えましょう。長時間の浸け置きは生地を痛めるのでご注意ください。
  6. 浴槽の栓を抜き、しっかりとゆすいだ後、洗濯をしてください。

くれぐれもしっかり換気をしながら行ってください。また、使用後浴槽のも念入りに水で流してください。