暑くなってきた今日この頃

めっきり日中も厚くなってきました。夜も寝苦しい日も続きてきましたね。

特にお手入れに気を遣うのが、湿気が多く気温の高い夏場です。暑い時期に布団の手入れを怠ると、布団の寿命が大幅に短くなり、買い替えのスパンが早くなってしまうことも予想されます。お気に入りの寝具を長く使っていくためにも、正しいケアを心がけたいです。

夏場は空気中の湿気が多いのに加え、睡眠中の発汗量も増加します。そのため、一晩眠っただけでも、布団に大量の水分が染み込んでしまいます。これをそのままにしていては、肌に張り付くような不快感が生じるのはもちろん、雑菌の繁殖を招いて、ニオイ、衛生面での不安が出てくることは間違いありません。そのため、夏場は他の季節と比べて高い頻度で、布団の天日干しを行わなくてはならないのです。

しかし、強い直射日光もまた布団の大敵。特に真綿(シルク)、羊毛(ウール)などの動物性繊維はきわめて日光に弱く、長く干しっぱなしにしているとすぐに色が変わったり、痛んだりしてしまいます。こういった問題を防ぐには、確実に陰干しするか、あるいは天日干しの時間を1~2時間程度に留めるかしなくてはなりません。

夏にオススメの敷布団としては、凹凸形状の中綿を用いた製品が挙げられます。凹凸のある中綿は、敷布団と肌の密着面が少ないため、普通の布団より通気性が向上しています。そのため、蒸れてあせもになったり、赤くなったりといった問題が生じにくく、より快適な寝心地を実感しやすいのです。

夏にオススメの寝具を選ぶ基本は、吸湿性、放熱性の高い素材を選択することです。それに加えて、敷布団を凹凸中綿の製品にすることで、より蒸れにくく快適な寝心地を実感できることでしょう。