布団には、正しい干し方をご存じですか?実は、正しく干さないと、布団の寿命を縮めてしまうことになります。
布団を干す一番の目的は、布団を「乾燥させる」ことです。布団が乾燥することにより、次のような効果があります。
- 布団がふっくらする。
- 匂い
- ダニ対策
- 殺菌
また、天日干しすると、布団を殺菌できますが、太陽に当たっている表面しか、あまり殺菌効果がありません。太陽光での殺菌は、30分程度で良いと言われていますので、その2倍の1時間殺菌すれば、完璧です。1時間後に、裏返して干して下さい。
綿布団は冬は日差しが弱いので、長時間干しても大丈夫です。夏は日差しが強いので、日光による殺菌力やダニの殺虫力は強いのですが、綿をいためてしまうため、ふとんを長持ちさせたい人は、長時間干すことは、避けた方が良いそうです。このように、夏と冬とでは、干す時間帯をずらす必要があるそうです。布団を干す面ですが、特に綿敷布団に関しては、湿気がたまりやすい、肌に触れる側を、太陽に当てる方が良いです。途中で裏返して、両面を干すのであれば、問題ありません。
羽毛布団は、風通しの良い日陰に、ときどき干して下さい。普段は、窓を開けて風通しを良くしておくだけで十分乾燥するそうです。干す時間のない人も、風通しの良い場所に、置いておくだけで、良いです。でも、殺菌を行う意味でも、1ヶ月に2回ぐらい天日干して下さい。干す時間は、綿布団と同じです。
羊毛布団も、羽毛布団と同様に、風通しの良い日陰にときどき干すだけで良いそうです。もしくは、窓を開けて風通しを良くするだけでも十分です。また、布団の殺菌の意味でも、月に1~2回程度、天日干しすると良いと思います。干す時間は、綿布団と同じです。
布団を干せない人は、どうすれば良いのか。ベッドに敷いた布団であっても、ほぼ毎日、布団をめくって、湿気を放出させて下さい。今日は足下側をめくって、明日は頭側をめくるようにと、毎日交互にめくると、効果的です。