花粉 布団手入れ

一般的な生活をしていると、家の中に入ってくる花粉の数は約2000万個にも及びます。そのうち、4割程度が付着によって外から家の中に持ち込まれるのですが、着ていた衣類についてくる花粉よりも、洗濯物として干していた衣類に付く花粉のほうがずっと多いことがわかっています。

花粉の飛散量が比較的少ない朝から干し始め、正午までには取り入れるようにします。さらに取り入れの際は、布団や毛布をはたいて花粉を落とし、掃除機やコロコロで表面に残った花粉を取り除きます。
または室内の直射日光が当たる窓際で干すのも有効です。

手で表面をなでるように優しく叩きます。これは花粉をはたき落とす効果があります。強い力で叩くと布団が傷むだけでなく、中から細かい汚れやダニの死骸・フンなどが浮き出てきてしまいますので、手やほうきのようなもので表面を擦るような方法が適しています。

また、いざ布団に入って眠りに就いたのに、しばらくすると鼻がムズムズしたり鼻詰まりが起きてまた寝付けなくなる…なんてことも飛散時期にはよくあります。これは寝室内を浮遊していた花粉が、就寝によって人の動きがなくなり空気の対流が消えたため枕元に落ち、それに身体が反応してしまうから。

これを防ぐには、就寝前に予め浮遊している花粉を落してしまうことです。花粉は水蒸気と結び付くと重さを増し、落下する性質がありますので、加湿器を利用しましょう。