冬は水が冷たくなります。石鹸は水温20度を下回ると洗浄力が大きく下がるので、夏と同じように洗っても汚れが落ちにくくなります。
また、水が冷たいために石鹸が充分に溶けず、洗い上がった衣類が石鹸で白く汚れることもあります。こんなトラブルには?
コツその1:水温を上げる
夜に洗濯ができる環境なら、お風呂から上がったらすぐに洗濯を始めるという方法があります。給水口からお湯が出ないお宅でも温かいお湯が存分に使え、石鹸の溶け残りもなくなって同じ石鹸でも洗浄力が大きくアップします。
朝に洗濯する場合も、残り湯を使ってみましょう。一晩経っても、残り湯は大体20℃以上を保っているので高温洗濯用の石鹸でなければ十分に使えます。
新たな水を使わないので節水にもなります。
コツその2:アルカリ洗濯をする
水温の低いあいだは炭酸ソーダやセスキ炭酸ソーダで主に洗うのもよい方法です。これらのアルカリ剤は冷たい水にもサッと溶け、洗浄力も水温にほとんど左右されません。軽い皮脂汚れやタンパク質汚れなら充分に対応できます。靴下の泥汚れや化粧品汚れといった激しい汚れは、アルカリ洗濯の前に石鹸で部分洗いをしておくときれいに仕上がります。
炭酸ソーダやセスキ炭酸ソーダを使ったアルカリ洗濯のポイントは、アルカリと汚れが反応する時間をしっかり取ることです。浸けこみ時間の目安は3時間くらい。夜に浸けこんで朝に仕上がるようタイマーをかける方法が一般的です。そして、休日など時間のあるときに石鹸でしっかり洗うと、アルカリ剤で取り切れなかった汚れもすっきり落とせます。
などなど冬の洗濯もちょっとしたコツを有効活用したいですね。