敷布団 手入れ

敷布団の裏側は、カビがとっても発生しやすい環境で、かなり気をつけておかないとカビがすぐにできてしまいます。そもそもカビは「湿気」を好み、汚れをエサにして繁殖します。布団のなかは、汗を吸って湿気がたまっており、皮脂汚れやホコリなどもたまるのでエサが豊富にあるので、カビにとっては格好の環境です。布団についたカビの落とし方やその対策を詳しくご紹介します。

布団のカビを退治するには、アルコール除菌スプレーを使いましょう。カビはアルコールに弱く、アルコールを使えば簡単に死滅します。また、カビは広がりやすい性質をもっているので、拭き取るアイテムは雑巾などを使うよりも使い捨てできるキッチンペーパーなどを使うことをおすすめします。

カビ落としの手順

①アルコール除菌スプレーをかける(カビがついた場所を含め広めに除菌スプレーをかける。)

②かびをふきとる(キッチンペーパーなどでカビを摘み取るように拭く。)

③再度アルコール除菌スプレーをかける(布団全体にアルコール除菌スプレーを吹きつける。)

④天日干ししたら完了(完全に乾くまで天日干しする。)

完全に乾く前にしまうとカビが再発する可能性があるので、しっかり湿気を飛ばしましょう。この方法ではカビのあとは残ってしまうことはありますが、除菌はできているので安心してください。また、アルコールでは取り切れなかったカビのあとを落とすには、塩素系漂白剤などを使って漂白するしかありません。ただ、塩素系漂白剤を使うと布団の生地自体が傷んでしまうのであまりおすすめできません。

布団カバーとシーツは酸素系漂白剤でつけおきして丸洗いすればカビを落とせます。やり方は、酸素系漂白剤の裏表示にしたがって規定量を水に溶かして1時間ほどつけおきします。あとは通常通り洗濯機で洗って乾かせば完了です。

真っ白なカバーやシーツであれば、酸素系漂白剤ではなく塩素系漂白剤を使うとより白く仕上がります。ただ、敷布団同様に生地を傷めてしまうので使うときは注意してください。