乾いた洗濯物と濡れている洗濯物では、濡れている洗濯物の方により花粉がつきやすい….。しかし、適切な方法を用いれば、洗濯物に着く花粉の量をより少なくすることができます。
洗濯物の花粉を最小限に抑えるには、干し始める時間も重要になってきます。一般的には12時と18時に花粉の飛来がピークがきます。
濡れている衣類の方が花粉が付着しやすいため、ピークの時間にはある程度乾いていることが望ましいでしょう。よって、洗濯物を干すのは早朝に干すのがおすすめです。
また、「花粉は夜から早朝は飛ばない」と聞いたことがある人もいるかもしれません。しかしこれは逆効果で昼間に飛んで地面に落ちた花粉が、夜風で舞い上がって洗濯物についてしまいます。
洗濯物を取り込むときに、ちゃんと振り払ってから取り込むだけで、衣類に残る花粉量は大きく変わります。Tシャツなら約40%、タオルなら約60%まで減らすことができるそうです。これにプラスして花粉よけのスプレーをかけておくことで、さらに花粉の付く量を減らすことができます。洗濯物を振り払う時に、自分が着ている服にも花粉がつくので、自分の服も軽く叩いてから室内に入りましょう。
天気がいい日には、布団も外に干したくなります。しかし、花粉の季節にはなるべく布団を外に干さない方が無難です。布団の中に入った花粉は落ちにくく、寝てる間に花粉を吸い込むことになると思うと….。タオルなど顔に直接触れるものもできれば外に干さない方が良いです。
どうしても外に干したい!というときには、体の触れる面を内側にして干し、取り込むときは忘れずに綺麗に払い落としてください。布団カバーやビニールカバーをかぶせて干したり、掃除機で花粉を吸い取ったり、花粉防止スプレーをかけてから干すのも効果的です。