家の中に入ってくる花粉の4割程度が付着によって外から家の中に持ち込まれるのですが、着ていた衣類についてくる花粉よりも、
洗濯物として干していた衣類に付く花粉のほうがずっと多いです。
洗濯物は同じ場所に吊るされているため、そこに花粉が積もってしまいます。いかに「洗濯物をしまうときはしっかりと花粉を落とす」ということが大切なのかわかりますね。
しかし、さらに花粉を持ち込むものとなってしまっているのが「外干し」した布団です。布団は洗濯物よりさらに花粉が付きやすく、洗濯物を越える量の花粉がついてしまっています。
布団にたっぷりと花粉がついたままでは、睡眠時だけでなく布団の上げ下ろしの際にも花粉を吸い込み、花粉症の症状を悪化させてしまいます。できるだけ布団から花粉を取り去るよう対策を講じましょう。
もっとも効果的なのは「布団を外に干さない」ということですが、その場合には必ず布団乾燥機を使い、布団内部の湿度を下げる必要があります。
①布団を取り込む際によくはたく
手で表面をなでるように優しく叩きます。これは花粉をはたき落とす効果があります。強い力で叩くと布団が傷むだけでなく、中から細かい汚れやダニの死骸・フンなどが浮き出てきてしまいますので、手やほうきのようなもので表面を擦るような方法が適しています。
②掃除機をかける
丁寧に掃除機をかけることにより、かなりの量の花粉を取り去ることができます。布団用のノズルを使えば、布を引き込むこともありません。ただし、花粉は空気中に舞ってしまうので、マスクをつける、空気洗浄機を使うなどの対策も忘れないように。
外に布団を干す場合にも、このような方法で花粉をぐっと減らすことができます。花粉をゼロにすることはできませんが、症状としては花粉の存在を感じないくらいまでに改善することもあります。