冬の洗濯物

冬の気候の特徴である、空気の乾燥。洗濯物も乾きやすいハズじゃ?
そう思うのが落とし穴。一日中日の当たる場所に干していても、なかなか洗濯物は乾きません。

実は、水分含有量が多い空気の状態の方が、水分を含んだ洗濯物の乾きが速いのです。

気温が高い状態
空気が水分を含める量が多く洗濯物が乾きやすい
気温が低い状態
空気が水分を含める量が少なく洗濯物が乾きにくい

つまり、寒い時期は飽和水蒸気量をあげるために「暖房」を上手に利用して、洗濯物の生乾きの悩みも一気に解決!高い暖房費を活用・節約して快適に過ごせばいいのです。

暖房器具の種類にかかわらず、設定温度が低い方が節約になるのはみなさんよくご存じのとおり。節電のための暖房の設定温度は20℃以下が目安です。
洗濯物の乾きやすさを実感する初夏の気温は18℃前後ですから、暖房で十分洗濯物を乾かすことができますね。

でも、暖房の20℃って意外と寒い・・・。

そう感じるのは湿度が足りないのかもしれません。

湿度は体感温度をあげる大事なファクター、人間が快適な温度を感じるためには、温度と湿度のバランスが大事なのです。
暖房費節約のために設定温度を低く抑えるには、50%前後の湿度を保つことが理想。つまり、室内で洗濯物を干せば、湿度があがり、より暖かくなるのです。