衣替えを決めたら、布団を収納する前にきちんとお手入れをします。布団の素材によってお手入れ方法が異なりますが、しっかり干して乾燥させることが長持ちをさせる秘訣。布団に湿気がたまっていると、カビやダニをも発生させてしまう原因になります。
湿気を飛ばすためには布団を屋外に出し、天気のいい晴れた日の10時から14時の間の2時間で、陰干しや天日干しをします。羽毛布団は生地が傷むのを防ぐため、陰干しがおすすめです。また、布団の表と裏を1時間ずつ、交互に干すとより効果的。直射日光が当たってしまう場合は、掛け布団カバーを付けたまま干してください。布団を取り込むときは、たたくと生地が傷む場合があるので、表面のほこりを払う程度にしましょう。
干すだけでも効果がありますが、取り扱い表示を見て、可能なら洗濯をしてから収納するとより清潔です。自分で洗濯ができない場合は、専門のクリーニング店に依頼することをおすすめします。クリーニングから戻ってきたら、湿気を含んでいる可能性もあるので、陰干しや天日干しをしてから収納してください。
羽毛布団をしまうには、通気性のよい不織布でできた羽毛布団専用の収納ケースに入れます。圧縮袋に入れてコンパクトに収納したい人も多いと思いますが、羽毛布団の場合、長時間圧縮したままだと、ふくらみが戻らなくなってしまう恐れがあるのでおすすめしません。圧縮袋を使用する場合は、少し空気を抜く程度にしましょう。布団専用の収納ケースがない場合は、洗濯済みの掛け布団カバーをつけたまま収納してもOK。使用後の布団カバーには汗や皮脂汚れがついているので、必ず洗濯してください。
収納する際は、重い布団を下に、軽い布団が上になるように重ねてしまいましょう。