黄砂対策 洗濯

黄砂が日本に飛んでくるのは、砂漠を覆う雪や氷が解けて、西から東に偏西風が拭く2月から5月の間頃。そしてそのピークは4月となります。

黄砂は砂というより泥と呼んだ方がいいほど粒子が小さく、スギ花粉の10分の1程度の大きさしかありません。砂なのだから洗濯物に付いても払えばいい、と思うかもしれませんが、ここまで粒子が小さいと繊維の奥深くにまで入り込んでしまうため、少し払ったくらいでは落とし切るのは難しい。

黄砂が飛んでくる時期は、洗濯物は部屋の中に干すのが基本です。2~5月は花粉症シーズンでもありますし、せっかく洗った洗濯物が汚れてしまっては本末転倒。部屋の中で乾かすようにしましょう。

部屋干しではなかなか乾かない、というときはエアコンや除湿器を組み合わせて部屋の湿度を下げるようにするといいでしょう。更に洗濯物同士の距離を開けて干しておくと、生乾きも起きにくくなります。

最初から部屋干しになると分かっているので、この時期の洗濯物は部屋干し用洗剤を使うのがおすすめ。部屋干し用は普通の洗剤と比べて除菌成分が多いので、雑菌の繁殖を抑えることができます。

部屋干しはどうしても外干しに比べると乾くのに時間がかかるため臭いが出てしまいますが、これである程度対策を取ることができます。臭いを抑えるには柔軟剤を使って洗濯ものに香りをつけたり、除菌殺菌力が強い酸素系漂白剤を利用するのもおすすめです。